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日本初?! 小・中学生がおしえる「こども救命救急講座」

2月1日(日)、千葉市子ども交流館のアリーナを会場に「こども救命救急講座」が開催されました!
 
この講座は「平成26年度 こども・若者の力(ちから)ワークショップ」の大事なテーマのひとつである
「『応急手当こどもインストラクター』になろう」に参加した千葉市内の小・中学生10人が、
心肺蘇生法を広めるための<初代>応急手当こどもインストラクターになることを目指し、
千葉市消防局で指導を受け、実際に小学生に心肺蘇生法をおしえる講座で、
おそらく日本で初めての試みです。
 

「『応急手当こどもインストラクター』になろう」に参加した小・中学生は、
平成26年12月14日(日)を皮切りに、千葉市消防局の救急救命士、
応急手当インストラクターのみなさんより救命救急の講義とマネキンを使用した
実技及び指導法を述べ3日間、10時間半にわたり学びました。
 

心肺蘇生の実技が上手にできる事と、上手に人へ伝えることは同じ事ではなく、
参加した子どもたちは学んだ事をどうやってわかりやすく相手に伝えるかを
みんなで意見を出し合い、一生懸命考えました。
子どもならではの視点でワークショップが進みます。
 
 
 
講座の当日はこどもインストラクター2人1組で3人~4人の受講生を担当することになり、
こどもたち全員でオリジナルのレッスンプランを考え、前日には別のワークショップに
参加している高校生に受講生役として協力してもらいリハーサルを行いました。
 
「小学生向けに簡単な言葉にするといいね。」「自信をもってがんばって!」など
たくさんのアドバイスをもらって、当日に臨みました。
 

いよいよ2月1日、講座の当日がやってきました。
10人は円陣を組んで大きな声でお互いにエールを送ります。
「がんばるぞー!」「おーっ!」

 

 

 
 

自己紹介から始まり、講座がスタート。
もう大人の手助けはありません。
子どもインストラクターたちも受講する17名の子どもたちも真剣です。

 

 
 
 
 
目の前で人が倒れた時の反応や呼吸の確認、通報のしかた、
そして通報から救急車が来るまでの間に、
自分たち子どもでもできる事などをていねいに伝えます。
わかりやすいようにスケッチブックを利用したクイズ形式にして、
受講する子どもたちに説明しています。
 
 

 

呼びかけても反応と呼吸がない人への胸骨圧迫が
とても大切であること、AEDが届いたら音声をよく聞いて
操作することなどを説明して実際にやってもらいます。
 
 
 

 
「しっかり押せてるよ!がんばって!」
「体重をかけるようにやってみてね」
 
こどもインストラクターが受講生に声をかけます。
 
 
 
 
受講生は3~4人ずつ5つのブースに分かれて学んでいます。
観覧席には保護者の方や兄弟、友達、さらには
一般の方も見学に来ています。
こどもインストラクターは立派に講座を進めています。

 

 

 


 
希望者には、千葉市消防局が用意してくれた
「胸骨圧迫トレーニングツール」で
自分の胸骨圧迫レベルを確認!
ほとんどの受講生が上手に胸骨圧迫ができていました。
こどもインストラクターの指導が良かったということですね!
 
 
   
 
最後の閉講式ではこどもインストラクターから受講生にひとりずつ「参加証」が手渡されました。
初代こどもインストラクターはとても堂々と自信をもって講座を進めることが出来ました。
 
これからこどもインストラクターのみなさんが家庭や学校、地域の中で救命のリーダーとして
活躍してくれる事を願っています。
また、千葉市子ども交流館でもぜひ「こども救命救急講座」の機会を定期的に
作っていきたいと考えています。
 
こどもインストラクターのみなさん、受講生のみなさん、お疲れ様でした!
 

カテゴリー: 投稿日:2015年02月23日 投稿者: