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「運動神経」ってなあに?

 「あの人は運動神経がいい。」という言葉を耳にしたことはありませんか?それはどんなときでしたか?運動や遊びで、やりたいことや新しい動きがすぐにできたときではありませんでしたか?
誰もがそうなりたいと思っていることでしょう。サッカーでボールを巧みに操り、敵をするりとかわしてかっこよくシュートを決めたり、野球で難しいところに飛んだ打球をいとも簡単にキャッチしたりしてみたいですよね。どうしたらそんなことができるようになれるのでしょうか。
 
 よく言われるように運動神経の良しあしは遺伝なのでしょうか?練習や運動経験でよくなるのでしょうか?多くの子どもたちと関わってきた経験から、私は両方が関係すると思っています。遺伝的なものは後から動かしようがないので、練習や運動経験との関連を考えていきましょう。
一般的に、「運動神経がいい」とは、自分が思ったように、自分の手足や体を動かせることだと思います。「こうしたい」と思う動きがすぐできることだと思います。大人になってから急に運動神経をよくするのは難しいと思います。子どものときからのたくさんの運動経験の蓄積が関係してくると思うからです。

 子どもの発達特性はおよそ次のようになっています。0歳から2歳は体全体の大きな筋肉を動かして、「立つ」「歩く」など移動することができるようになります。3歳から6歳くらいには手や足などのより小さな筋肉を器用に動かすことができるようになり、いろいろな動作ができるようになります。小学校下学年ころには相手や物に合わせて動く協応動作等の感覚的な発達が顕著になります。小学校上学年になるとより大きく俊敏な動作ができるようになります。中学生から高校生では、骨格や筋力の一層の発達と内臓機能も向上し、ほぼ大人の体ができあがります。
このような発達段階に応じて適切な運動経験を積んでくれば、運動神経も発達してくると思われます。

 具体的には、入学前の幼児期には、走ったりジャンプしたり高いところに乗ったりでんぐり返しをしたり全身を使っていろいろな動きのある遊びをさせたいものです。小学校下学年では、感覚的なものが一番発達する時期なので、「ボールなどの投捕」「リズム運動遊び」「縄跳び」など、右手・左手、前後左右方向への移動、回転等の多様な動きを経験させたいものです。上学年ではいろいろなスポーツ・運動種目の経験をさせたいものです。中学・高校では本格的に自分で選んだスポーツに取り組めばよいと思います。

 子ども交流館ではいろいろな運動遊びができるような施設を揃えて皆様の来館を待っています。3Fにはアリーナ(体育館)があります。アリーナではいろいろな運動遊びができます。曜日や時間帯によってできる運動遊びが決めてあるので、詳しくは当HPの施設案内ページをご覧ください。バスケットボール・卓球・バトミントン・ドッジボール・フリスビー・長縄跳びができますし、幼児用の運動スペースではボール・フープ遊びができます。
また、次のようないろいろな運動遊びの教室を開催していますので、ぜひご参加くださいませ。
「みんなで運動あそび」
「みんなでレクリエーション」
「ジャズダンス」
「わくわく運動遊び」
「わくわくふれあい遊び」
様々な運動遊びがあります。こちらへの参加・申し込みなど、くわしくは当HPの講座・教室案内をご覧ください。
 5Fには、プレイルームがあります。小学生以下の人が自由に遊ぶことができます。カラフルな遊具の高いところに登ったり、狭い通路を通ったり滑り降りたり、いろいろな楽しい遊びができます。幼児期や小学校期の子どもたちの身体発達や運動感覚を養うのに最適です。

 子ども交流館を利用して、このようなたくさんの運動遊びを通して楽しく「運動神経」を発達させていってはいかがでしょうか。お待ちしています。

                    子ども交流館 館長 小林 昭

カテゴリー: 投稿日:2012年08月10日 投稿者: