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おはなし会 ブックトーク(テーマにそった本の紹介)

読書三昧(どくしょざんまい)という言葉を聞いたことがありますか?辞書で

調べると熱心に、ただひたすら読書ばかりすること、とあります。

では、なぜ人は読書をするのでしょうか?

昔中国に、菫遇(とうぐう)という名のとても読書好きの人がいて「とにかく、

本を読みなさい」ということを説きました。どんなに難しい本でも、少し

我慢して読んでいくうちに、知らなかったことを教えられ、おもしろくなっ

ていくものだ。そして難しいところは、百回も繰り返して読めば、自然に

意味もわかってくるというのです。

これを読書百遍(どくしょひゃっぺん)といいます。でも、百回も読んでいる

時間はなかなかとれませんね。

そこで菫遇は、どんな時に読書をしたらいいかも教えてくれました。

 

①   一年のうちで、最後に余った冬

②   一日の最後の夜

③   時間をもて余す雨の日

 

だれでもこんな三つの暇をもっているはずだから、時間は有効(ゆうこう)に

使いなさい、ということです。これを読書三余(どくしょさんよ)といいます。

さてその後、思想家の朱熹(しゅき)という人が、読書をする時の心がまえも

三つあると教えました。

 

①  心到(しんとう)(心を集中して読みましょう)

②  眼到(がんとう)(目をそらさず、よくみて読みましょう)

③  口到(こうとう)(しっかり声を出して読みましょう)

 

これを読書三到(どくしょさんとう)といって、心と目と口の三つの神経を使っ

て読めば、なおよく理解できるということです。

むずかしいお話をしましたが、これらの言葉を覚えていると、これから、本の

読み方が、変わってくるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、子ども交流館では、月に一回、ブックトークを

行っております。

初めに手話ダンスをおどって、次に簡単な英語の本を

日本語と合わせて読みます。それからテーマにそった

本を何冊か紹介し、最後に、折り紙絵本でおさらいを

して、どっとはらい、おしまいです。

ぜひ、たくさんの本との出会いに、おいでください。

 

そして、あふれる言葉のシャワーをあびて、すきとおった心を取り戻してください。

千葉市子ども交流館は、みんなを応援しています。

今回のブログは、お話し会担当の、高山昌子でした。

 

 

 

カテゴリー: 投稿日:2013年05月09日 投稿者: